活動の記録
平成29年スポーツ吹矢交流会 2017年4月25日
4月9日、呉市安浦まちづくりセンターで、スポーツ吹矢の交流会を開催しました。
広島県内の各支部・クラブ・カルチャースクール教室等に所属している方に参加頂き、スポーツ吹矢の普及の一環として行ったものです。通常の競技だけではなく、競技技術の研修(基本動作の詳しい解説、審判の仕方の説明等)、基本動作の模範演技(エキシビション)、そしてそれらを通した支部間の交流をしました。
又、県立広島大学 保健福祉学部 看護科 狩谷 准教授に来て頂き、呼気圧測定をしました。
個人戦は、男女別・6m/8m/10mで競技を行い、上位入賞者の表彰を行いました。団体戦は支部交流の観点で、各支部混合のチーム編成で対戦しました。
競技の様子
個人戦の優勝者と表彰
種目 | 氏名 | 支部 | 成績 |
---|---|---|---|
6m女性 | 立石 能子 | 東広島やよい支部 | 198点 |
6m男性 | 流出 昭則 | 江田島オリーブ支部 | 208点 |
8m女性 | 後口 かおり | 音戸清盛支部 | 194点 |
8m男性 | 正法地 光生 | 呉焼山支部 | 192点 |
10m女性 | 宇吹 悦子 | 東広島やよい支部 | 174点 |
10m男性 | 寺本 定美 | 筆の里くまの支部 | 186点 |
競技技術の研修では、筆の里くまの支部の河登六段と、安浦たんと支部の新宅支部長が基本動作の詳しい解説、審判の仕方の説明をしました。
お二人の説明は、100人を目の前にしたものでしたので説得力がありました。
写真をクリックすると動画が見られます。
基本動作については、(一社)日本スポーツ吹矢協会がYoutubeに紹介ビデオを載せていますので、是非こちらも見て下さい。
基本動作の模範演技は、(一社)日本スポーツ吹矢協会の六段位保持者 東広島やよい支部の宇吹支部長、筆の里くまの支部の寺本支部長、同 河登副支部長に、エキシビションとして1ラウンド吹いて頂きました。
エキシビションとは言え、目の前にカメラ(写真・動画)が置かれ、100人が見守る中での真剣な1ラウンドでしたので、競技とは別の緊張があったと思います。有難う御座いました。
写真をクリックすると動画が見られます。
呼気圧測定は、競技の合間に行いました。狩谷 准教授は呼気圧と健康の関係を研究しており、そのデータベース作成・拡充に協力するためのものです。交流会参加者は、「スポーツ吹矢式呼吸法の実践者」として、呼気圧測定をしてもらいました。
一般の方に比べ、「スポーツ吹矢は健康面(誤嚥性肺炎予防)で効果がある」との研究成果が発表される(注)ことになると思われます。
(注):交流会終了後、刈谷 准教授から研究の全体像を説明頂きましたので、ページ後半に記載しています。
【安浦たんと支部長 新宅】
今回の交流会は、同点決勝の順序を変えたり、得点票の配布の混乱があったり、各支部に会場の準備・後片付けをお願いしたりしましたが、無事終了しました。有難う御座いました。
次回は、筆の里くまの支部で「スポーツ吹矢交流会」を開催する予定です。「交流会」は今後も継続したく、皆さんのご協力をお願いします。
(記:安浦たんと支部 真鍋)
狩谷 准教授のコメント
スポーツ吹矢(スポーツ吹矢式呼吸法)を日常的に継続実施している人は、そうでない方々と比較して呼気圧の数値が高い人が多い。
(スポーツを日常的に継続実施していない同年代の方々との比較)
これはスポーツ吹矢式呼吸法で矢を吹く行為によって呼吸筋が鍛えられていることが推測できる。
高齢者がスポーツ吹矢式呼吸法を続けること(呼吸筋を鍛えること)で、誤嚥性肺炎、嚥下障害等のリスクを少なくできる可能性があるのではと推測される。
今後、脳血流を計測してみることで、将来の寝たきりリスクの低減あるいは認知症予防についても研究していきたい。
今後もスポーツ吹矢をしている方々を継続的に計測していくことで超高齢者化社会と健康寿命に役立てられる可能性の有無を探求していきたい。